ご あ い さ つ


会長 永井 一男  

 会員の皆さん、そして関係者の多くの皆さん、当会の運営・活動に対し、ご理解とご協力をいただいておりますことに、心から感謝し、御礼申し上げます。

 さて、2年6ヶ月にわたり猛威を振るった新型コロナウイルスによる感染者は、高止まりながら沈静化してきました。様々な規制も解除され、日常生活も元に戻りつつあります。

 当会におきましたも、感染防止を最優先とし、事業活動を自粛して参りましたが、令和4年度通常総会は対面で実施するなど、感染防止策を講じながら本来の活動に戻したいと考えています。

 差別解消法が施行され、合理的配慮は企業なども義務となるなど、障害児者に対する法整備とともに、サービスも質量ともに充実してきています。

 しかし、今なお、障害のある人に対する誤解と偏見など社会障壁はなくなりません。障害児者が日常生活の様々な場で差別を受けたり、困難や不便を感じたりしています。

 「住み慣れた地域で安心して暮らせる共生社会」の実現には、多くの課題が残されています。特に、永遠の課題でもあります「親亡き後」の問題は深刻です。課題解決のために、障害者本人とその親の私たちが,声を上げなければなりません。

 しかし、会員の高齢化に伴い、活動に参加する人は年々減少しています。平成から令和へと新しい時代を迎え、父母の会はどうあるべきか、考えていきたいと思っています。

 今後とも変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

令和4(2022)年7月1日


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